トリコモナス感染症治療薬:セクニルフォルテ

 

セクニルフォルテは、アボット社製の有効成分セクニダゾールを含有する抗原虫薬です。アメーバ症、ジアルジア症、トリコモナス症の治療に用います。日本では未承認ですが、同成分同目的の製品は欧米ではさまざま認可されています。

セクニルフォルテは、原虫である赤痢アメーバや、ランブル鞭毛虫、トリコモナスが体内で増えるのを抑えることで、感染を治療する薬です。有効成分のセクニダゾールは、原虫または菌体内で還元されることによって、ニトロソ化合物に変化します。このニトロソ化合物が抗原虫作用および抗菌作用を示します。セクニダゾールは、アメーバ症、ジアルジア症、トリコモナス症に対して1回飲みきり(単回投与)で効果を発揮する効能の高い抗原虫薬です。


膣トリコモナス感染症とは?
膣トリコモナス感染症はトリコモナスと呼ばれる原虫の感染が原因で膣や膀胱に炎症が起こり、泡状で悪臭を伴う「おりもの」や激しいかゆみ、外陰部が赤くただれてヒリヒリする、排尿時の痛いなどの症状が現れる性病で、クラミジア感染症や淋病と並ぶ代表的な性病です。近年では感染者の数は減少傾向にあると報告されていますが、東京都が独自に指定する調査対象疾患に含まれるなど、存在感のある性感染症の一つです。

その特徴としては、一度感染・発症すると何度も再発して治療が困難になる事例も多く報告されていることです。また、性交渉による感染だけではなく、下着やバスタオル、バスルーム、トイレの便座などから感染することも知られており、処女や幼児にも感染者がみられます。

トリコモナス原虫に感染した女性の約半数は初期症状としての自覚症状がないものの、一定数は半年以内に「泡状で悪臭を放つ褐色または黄緑色のおりものが出る」「外陰部・膣の猛烈なかゆみ」「膣が炎症により充血で赤くなる」等の症状が現れます。他方、そのまま症状が現れない女性は感染に気付かないので、炎症が卵管にまで拡大し、最悪の場合、不妊や流産・早産のリスクが生じてしまいます。

女性の膣内のトリコモナスがセックスを介して男性に感染すると、軽い排尿痛・かゆみ、ペニスの先から膿が出るなどの能動炎の症状を起こしますが、女性に比べて男性は症状ふが出にくく自覚症状はほとんどありません。しかし、保菌していると女性に再感染する可能性がありますので注意が必要です。

 


おすすめポイント

  • 日本未承認のトリコモナス感染症治療薬
  • 1回服用で効果が見込める

 

ここに注意

  • 使用方法・副作用に注意が必要

 

 

 

製品名
セクニルフォルテ


製造会社

アボット


成分・形状

セクニダゾール 1g


使用対象・効能効果

アメーバ症、ジアルジア症、トリコモナス症

※上記は、ネパール連邦民主共和国での適応です。
※本剤は、日本国内で適応がないため、使用前に必ず医師・歯科医師・薬剤師にご相談ください。
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。


使用方法

  • 食後に2錠を単回服用

 

副作用

  • 主な副作用として、白血球減少症、めまい、腹痛、蕁麻疹、舌炎、口内炎、味覚障害、感覚障害などの症状が報告されています。
  • その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。

 

注意事項

  • シメチジン、フルオロウラシル、リチウム、フェノバルビタール、フェニトイン、ワルファリン製剤を服用中の方は、本剤服用前に必ず医師へご相談ください。
  • 本剤の服用中は、アルコール飲料やアルコール含有の医薬品をお控えください。
  • 血液疾患の病歴をお持ちの方は、本剤の服用をお控えください。

 

 

 


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